みつは八幡西が見据えているのはお子様たちの未来です
みつは八幡西は筑豊電気鉄道「三ヶ森駅」から徒歩約15分の場所にある児童発達支援・放課後等デイサービス事業所です。
障がいを持ったお子様が将来、社会の中できれいな花を咲かせるためのお手伝いをいたします。 みつはに来てお友達と仲良く過ごすだけではなく、療育活動の中でお子様の「心」を支え「気づき」、「嬉しい」、「楽しい」を積み重ねてもらい、自己肯定感、自己効力感を育み、将来を生き抜く強いメンタルを築けるようなはたらきかけを行います。
また、常に心理学・脳科学などの新しい情報を取り入れ、質の高い療育の提供を目指します。
●1日の流れ
●みつは八幡西の5領域活動
【 基 本 的 生 活 ス キ ル の 獲 得 】
●ご利用児にはバイタル測定を行い、健康管理を実施しています。
●生活の上で必要なスキルを身に着けるためのトレーニングを行っています。
(荷物整理、買い物支援、クッキング、移動学習 等)
●レゴⓇエデュケーションSPIKE™ベーシック
ものづくりの体験を通じてSTEM領域(物理やエンジニアリング・プログラミング)を学ぶために開発された教材です。ものづくりを通じて「問題解決できる力」「表現ができる力」「創造できる力」を育みます。
●PCプログラム
将来に向けてPCの基本操作や活用方法を学びます。タイピングやWord、Excelの基本的な操作方法を学び、カレンダーやイベントのチラシの作り方や、話し合いの時の書記をしてもらったりします。
【 姿 勢 と 運 動 動 作 の 基 本 的 技 能 の 向 上 】
●外部講師によるリトミック教室(月に一回)
●運動療育
理学療法士監修の下、週ごとにテーマを変えて(ビジョントレーニング、体幹・バランストレーニング、体性感覚トレーニング、粗大運動)運動のプログラムを行っています。
① ビジョントレーニング
目と身体の協調性を高めるトレーニングです。目で見た情報を正確に捉え、それを基に素早く身体を動かす力を養います。視覚を通じて集中力や判断力も向上させることが目的です。
(例:輪投げ、ボールキャッチ、だるまさんがころんだ等)
② 体幹・バランストレーニング
身体の中心である体幹を強化し、バランスを保つ力を育てるトレーニングです。姿勢を改善し、動作を安定させることで、日常生活やスポーツでの動きをスムーズにします。
(例:バランスボールやバランスストーンを使った遊び、ロープ相撲等)
③ 体性感覚トレーニング
触覚や身体の動きを感じ取る感覚を育てるトレーニングです。自分の身体がどのように動いているかを理解し、適切な反応をする力を養うことで、生活の中での動作をより正確に行えるようにします。
(例:工作、プチブロック、縄跳び、ストラックアウト)
④ 粗大運動
全身を大きく使った運動を行うことで、身体の成長と発達を促進します。走る、跳ぶ、投げるといった基本的な動作を通じて、筋力や運動能力の向上を目指します。
(例:鬼ごっこ、かけっこ、しっぽ取りゲーム、リズムジャンプ)
【 知 覚 か ら 行 動 へ の 認 知 過 程 の 発 達 】
●1日のタイムテーブルを視覚的に示し、自ら確認して行動が取れるようトレーニングしています。
●学習時間はコグトレ(認知機能を高める事を目的に開発された学習プリント)を行い、認知機能の向上を図っています。
●問題行動がみられる児童に、個別に療育を行い認知の歪みの改善を図っています。
●ご利用時は毎回振り返りを行い、良い行動は褒めて強化し、改善が必要な場合は、気持ちを共感し代替手段を提案し行動の修正を図っています。
【 日 常 生 活 に お け る コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 の 向 上 ・ 獲 得 】
●児童の状況に合わせたコミュニケーション方法をトレーニングしています。
(身振り手振り、絵カード、イラスト、語彙の強化、適切な言葉選び)
●プログラムやイベントの計画を立てる際に、子ども同士で発表や話し合いの機会を持つようにしています。
【 集 団 へ の 参 加 の 支 援 】
●小集団でプログラムを行い他者との関わり合いについて学ぶ機会を持つようにしています。
●SST(ソーシャルスキルトレーニング)
週ごとにテーマを変えて(学習態勢、コミュニケーション、情緒・自己、ロールプレイ)社会性を育むトレーニングを行っています。
① 学習態勢
集中して学ぶための環境作りや、学習に臨む姿勢を育てるプログラムです。自分のやるべきことに集中し、時間内に取り組む習慣を身につけます。これにより、学習時の持続力や集中力を養います。
② コミュニケーション
他者とのやり取りを通じて、適切な言葉の使い方や、聞く・伝えるスキルを学ぶプログラムです。会話の中でのルールや礼儀を意識しながら、相手の話を理解し、自分の考えを伝える力を育てます。
③ 情緒・自己
自分の感情を理解し、コントロールするためのプログラムです。怒りや不安などの感情にどう対処するか、自分を落ち着かせる方法を学び、情緒的な安定と自己理解を深めます。
④ ロールプレイ
実際の生活場面を想定した役割を演じることで、対人スキルや問題解決力を養うプログラムです。自分の立場や相手の気持ちを考え、適切な対応を学ぶことで、社会的なスキルを向上させます。
●帰りのお迎えについて
みつは八幡西では原則として、保護者様にお子様の帰りのお迎えをお願いしています。お迎えの際には、待合室や面談室をご用意しており、送迎時の玄関先ではなかなか話せないような子育て・療育に対する不安やご相談をお受けしたり、ご利用時の様子や検査結果などのご説明を行う体制を整えております。日頃の保護者様とのコミュニケーション・情報交換を大切にし、お子様の療育に役立てていければと考えています。
状況や必要に応じて他施設・サービスのご紹介をさせていただくなど、幅の広いご支援にも対応いたします。
また、待合室では子育てや障がいについての書籍や動画を順次取り揃えてまいります。お時間に合わせてご利用いただけますので、ご活用いただければ幸いです。
●運動支援について
施設管理者:梶原一郎太(理学療法士)
「みつは八幡西」では、定期的にお子様の運動や姿勢保持に必要な感覚・筋力・体力を評価・把握した上で、お子様ひとりひとりに適したプログラムを立て、運動を通じてもお子様の社会性を育むお手伝いができればと考えています。
発達障害のお子様は主な特徴として、友達との関係作りが苦手(社会性、コミュニケーション、イマジネーションの障害)、注意が持続できずに忘れっぽい、じっと座っていられない、順番を待つことが難しい(不注意、多動性、衝動性)などの行動に関する症状が挙げられるかと思います。
しかし、その他にも身体的な特徴として、疲れやすい、転びやすい、運動が苦手、姿勢の悪さなどの運動に関する症状がみられ、そのことにより日常生活に不利益が生じている子もいます。
その背景には、発達障害の方の多くに感覚の異常、つまり音、光、または接触や位置感覚のいずれかに対する過敏さや低反応があることに起因すると言われています。また、前述の行動に関する症状もこれらの感覚の異常が原因の一端であると考えられています。
こうした感覚異常は脳の感覚をつかさどる領域の機能低下が原因と考えられています。特に小脳の機能低下はバランス感覚の低下や、自分の姿勢や手足の位置・動きの感じにくさ、体の状態をうまくイメージできないなどの症状が挙げられます。これらの要因により上記の運動に関する症状が出現する可能性があります。また、その他にも姿勢を維持したり、動作をうまく行うための筋力が足りていないこと、運動不足から筋肉や関節が硬くなっていることなど、考えられる要因は様々あります。
感覚にアプローチし、感覚統合が行われると、自分の姿勢や体の動きに対するイメージがしやすくなり、運動の時に上手に体が動かせるようになります。また、姿勢の改善にも繋がりますし、触覚の低反応が改善されると人との距離感が掴めたり、他者理解の促進にもつながると言われています。
良い姿勢をとることができれば精神的に落ち着いたりポジティブな考え方ができるようになり、やる気や集中力が高まるといった心理学の研究結果が発表されています。また、筋力・体力が高まり心肺機能が上昇すれば、脳への血流量が増え、結果的に脳機能が活性化するという脳科学の研究結果もあります。みつは八幡西では、これらのような科学的根拠に基づいた療育内容を行い、お子様の未来を明るく照らすお手伝いをさせていただきます。
もちろん最優先するのはお子様の「心」です。まずはお子様が楽しく意欲的に活動できるように、またみつは八幡西が大好きになってもらえるような信頼関係・環境作りに取り組んでまいります。
お子様に関するお悩みを抱えていらっしゃる保護者様は、ぜひみつは八幡西へお越しください。お子様・保護者様の力になれるよう、スタッフ一同誠心誠意ご対応させていただきます。
●施設概要
所在地 |
〒807-0075 北九州市八幡西区下上津役4丁目18-24 筑豊電鉄「三ヶ森駅」徒歩15分 |
定員 |
10名/1日 |
連絡先 |
TEL:093-616-8624 FAX:093-616-8625 |
営業日 |
月曜日~土曜日 |
休業日 |
日曜日・GW(5/3~5/5) お盆(8/13~8/15)・年末年始(12/30~1/3) |
営業時間 |
月曜日~金曜日:10:00~19:00 (但し学校長期休暇中は9:00~18:00) 土曜日・祝日:9:00~18:00 |